仮想通貨リップル(XRP)は、2025年1月現在、時価総額ランキング3位に位置する注目の仮想通貨です。独自のステーブルコイン「RLUSD」のローンチや現物ETF承認への期待など、新たな展開が続いています。
本記事では、リップルの基礎知識から最新の価格動向、投資におけるメリット・リスクまで、初心者の方にも分かりやすく解説します。リップル投資を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
リップル(XRP)とは?初心者向け基礎知識

仮想通貨リップル(XRP)は、米国のリップル社が開発した送金ネットワーク「リップルネット」上で使用される仮想通貨です。現在の国際送金システムの主流であるSWIFTが抱える課題を解決し、より効率的な送金手段の提供を目指しています。
リップルの定義と基本的な仕組み
リップルは、カリフォルニア州に本社を置くリップル社が開発した仮想通貨です。以下が基本情報となります。
項目 | 内容 |
---|---|
通貨単位 | XRP |
発行上限 | 1,000億枚 |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・コンセンサス(PoC) |
取り扱い主要取引所 | Coincheck、GMOコイン、Bitbank |
リップルの最大の特徴は、すでに全ての通貨が発行済みであるという点です。一般的な仮想通貨では、マイニングによって新しいコインが発行されますが、リップルはその必要がありません。
また、リップル社は発行済みのXRPの約60%を保有していますが、価格操作への懸念に対応するため、その大部分を第三者機関でロックアップし、毎月一定量ずつ市場に供給する仕組みを採用しています。
他の仮想通貨との違い
リップルは、ビットコインやイーサリアムといった主要な仮想通貨とは異なる特徴を持っています。最も大きな違いは、中央集権型のシステムを採用している点です。
一般的な仮想通貨が採用する分散型システムでは、取引の承認に多くの参加者による合意が必要です。一方でリップルは、信頼できる少数の承認者(バリデーター)による投票制を採用しています。これにより、高速な取引処理と低コストを実現しています。
また、リップルはブロックチェーンではなく、独自の分散型台帳技術「XRP Ledger」を使用しています。この技術により、異なるネットワーク間でも瞬時に決済できる標準化された仕組みを構築しています。
リップルが選ばれる3つの理由
1. 国際送金に特化した設計
リップルは、国際送金に特化した設計思想を持っています。40か国・6大陸の300以上の金融機関が参加する送金ネットワークを構築し、各国の法定通貨同士を仲介するブリッジ通貨としての役割を果たしています。
さらに、銀行口座を持たない人々でもXRPウォレットを作成できるため、金融インフラが整っていない地域でも利用可能です。これにより、従来の銀行送金では対応できなかった新しい送金ニーズにも応えています。
2. 高速な取引処理と低コスト
リップルの送金速度は約3.3秒で、手数料は1取引あたり約0.0004ドル(約0.05円)と非常に低コストです。これは、従来の国際送金と比較して圧倒的な優位性を持っています。
送金方法 | 所要時間 | 手数料 |
---|---|---|
従来の銀行送金 | 1~3営業日 | 3,750円程度 |
リップル送金 | 3.3秒 | 0.05円程度 |
3. 実用性重視の中央集権型システム
リップルの中央集権型システムは、実用性を重視した結果の選択です。承認者を限定することで高速な取引処理を実現し、リップル社による管理体制を敷くことで安定した運営を可能にしています。
また、マイクロソフトやマサチューセッツ工科大学など、信頼性の高い組織がバリデーターとして参加しており、システムの信頼性と透明性を確保しています。これにより、金融機関が安心して利用できる環境を整えています。
このような特徴から、リップルは特に企業や金融機関による実務での利用に適しており、国際送金の新しいスタンダードとなることが期待されています。
リップル(XRP)の歴史と重要な出来事
リップル(XRP)は、2012年の設立から10年以上の歴史を持つ仮想通貨です。この間、送金システムとしての採用拡大や法規制との関係など、様々な局面を経験してきました。ここでは、リップルの歴史を3つの期間に分けて解説します。
2012年~2019年:設立から成長期
2012年9月、ジェド・マカレブ氏とクリス・ラーセン氏によってOpenCoin社(現リップル社)が設立されました。2013年1月にはリップル(XRP)が発行され、発行上限である1,000億枚全ての発行が完了しました。
2016年5月には、日本のSBIホールディングスと合同で「SBI Ripple Asia」を設立。これにより、アジア圏での送金サービスの展開が本格化しました。実際にタイやカンボジアなどで、リップルネットを活用した国際送金サービスを提供しています。
2017年5月には、リップル社が自社保有のXRPにロックアップをかけることを発表し、市場から高い評価を受けました。これにより、価格操作への懸念を払拭し、信頼性の向上につながりました。
2020年~2023年:SEC訴訟とその影響
2020年は、リップルにとって大きな転換点となりました。12月には米国の大手金融機関バンク・オブ・アメリカがリップルネットに参加を表明。しかし同時期に、米証券取引委員会(SEC)がリップル社を提訴する事態となりました。
SECは、リップルを有価証券として捉え、正式な登録なく販売したことは違法だと主張。これに対してリップル社は、XRPは仮想通貨であり有価証券性はないと反論しました。
2023年7月13日、ついにアメリカ地方裁判所が「仮想通貨リップル自身は有価証券ではない」との判決を下しました。この判決を受け、一時的に価格は前日比80%以上上昇。さらに同年10月にはSECの控訴も却下され、リップル側の主張が認められる形となりました。
2024年~2025年:最新の展開
2024年には、リップルの事業展開が加速しています。独自のステーブルコイン「RLUSD」のローンチや、XRPレジャー(XRPL)へのプログラム機能強化など、新たなサービスの開発が進んでいます。
時期 | 主な出来事 |
---|---|
2024年10月 | RLUSDローンチを発表 |
2024年12月 | RLUSDがニューヨークで規制許可を取得 |
2025年1月 | SECの指導部交代を控え、新たな展開へ |
2025年1月時点では、XRPの現物ETF承認への期待が高まっているほか、SEC指導部の交代による規制環境の変化も注目されています。また、リップル社CEOとドナルド・トランプ大統領との会談が報じられるなど、規制緩和への期待も高まっています。
この様な追い風を受け、XRPは約7年ぶりの高値を更新。時価総額ランキングでも3位まで上昇し、仮想通貨市場での存在感を高めています。
リップル(XRP)の将来性を左右する6つの要因
リップル(XRP)の今後の発展には、技術面と制度面の両方で重要な転換点が控えています。2025年は特に規制環境の変化や新規サービスの展開など、注目すべき動きが予想されます。以下、将来性を左右する6つの要因について詳しく解説します。
現物ETF承認への期待
2024年にビットコインとイーサリアムの現物ETFが承認されたことを受け、時価総額上位のXRPにも現物ETF承認の期待が高まっています。2025年1月にはSECの指導部交代も控えており、承認への期待が一層強まっています。
ただし、XRPの現物ETF承認には以下のような課題解決が必要とされています
- より多様な独立メンバーによる運営体制の確立
- 一般利用者が簡単に関われる仕組みの整備
- 運営プロセスの透明性の強化
2024年11月には米資産管理会社WisdomTreeがXRPのETFに関する法人を登録するなど、着実に準備は進んでいます。
独自ステーブルコイン「RLUSD」の展開
2024年12月、リップル社は独自のステーブルコイン「RLUSD」をローンチしました。RLUSDは企業向けに特化したステーブルコインで、以下の取引所とマーケットメーカーが提携しています。
- Uphold
- Bitstamp
- Bitso
- MoonPay
- Independent Reserve
- CoinMENA
- Bullish
RLUSDはUSDCやUSDTと同様、米ドル預金や国債で裏付けられており、XRPレジャーとイーサリアムの両方で発行されています。また、Chainlinkのオラクル技術を活用して価格データを提供することで、DeFi開発者による安全な取引や貸借が可能になっています。
株式市場上場計画の進展
リップル社は長年IPO(新規株式公開)を検討してきましたが、SECとの訴訟問題により保留状態が続いていました。2024年1月16日にはリップル社のCEOが当面のIPO保留を正式に表明しています。
しかし、Coinbaseなどの仮想通貨関連企業の成功例もあり、将来的な上場への期待は依然として高いままです。上場が実現すれば、開発資金の調達が容易になり、事業展開の加速が期待できます。
XRPLのプログラム機能強化
2024年9月、リップル社は2025年に向けたXRPレジャー(XRPL)の新機能導入計画を発表しました。特に注目されているのが、スマートコントラクトの導入です。開発は以下の2つのプロジェクトで進行しています。
- XRPL EVMサイドチェーンの導入
- XRPLへのネイティブスマートコントラクト機能の追加
これらの機能追加により、開発者や起業家向けのカスタマイズ性が大幅に向上する見込みです。特に機関投資家向けの分散型金融(DeFi)サービスの展開が期待されています。
国際送金システムとしての採用拡大
リップルネットは既に300以上の金融機関が参加する大規模なネットワークに成長しています。2021年末にはアラブ首長国連邦の国際送金会社アル・アンサリ・エクスチェンジやカタールの国立銀行が新たに参加するなど、着実に採用が広がっています。
特に新興国での需要が高まっており、銀行口座を持たない約20億人の人々への金融サービス提供が期待されています。既存の送金システムと比較して圧倒的な優位性を持つリップルは、今後も採用拡大が見込まれます。
サイドチェーン開発の進捗
リップル社は2021年6月からXRPレジャーへのサイドチェーン追加を目指しています。サイドチェーンの実装により、新規通貨の発行やDeFi、スマートコントラクトの実装が可能になります。
特に注目されているのが、イーサリアムブロックチェーンと互換性のあるサイドチェーンの開発です。これにより、イーサリアム上のアプリケーションをXRPレジャー上で利用できるようになり、利用範囲の大幅な拡大が期待できます。
このようなサイドチェーンの開発により、リップルの用途が送金以外にも広がることで、価値の向上が期待されています。
【最新動向】リップル(XRP)の現在の価格推移と今後の見通し
仮想通貨リップル(XRP)の価格動向は、2023年以降大きな上昇トレンドを形成しています。2024年11月には仮想通貨に友好的な姿勢を示すドナルド・トランプ氏が米大統領選で勝利したことが追い風となり、市場全体が活性化しました。
2025年1月時点のリップル価格動向
2025年1月現在、リップルは486円台で推移しており、約7年ぶりの高値を更新しています。時価総額ランキングも3位まで上昇し、仮想通貨市場での存在感を高めています。
この価格上昇の背景には、複数のポジティブな要因が重なっています。まず、2024年12月にリップル社独自のステーブルコイン「RLUSD」がローンチされ、実用性の向上が期待されています。
さらに、SECは暗号資産に厳しい姿勢を示してきたゲンスラー委員長が2025年1月に退任すると正式に発表されており、長期化していた訴訟問題の解決に向けて期待が高まっています。
今後6ヶ月の価格予想
テクニカル分析の観点から、リップルは上昇トレンドを継続する可能性が高いとされています。日足チャートでは、調整局面に現れるペナント形成を確認できます。
ペナント上部を上抜け、押し目形成に成功すれば、調整局面が終了し上昇トレンドが再開する可能性が高まります。その場合の直近の上値メドは515円から550円付近と予想されます。
一方で、313円を下抜けた場合は調整が続く可能性があるため、この価格帯が当面の重要な支持線となっています。
長期的な価格見通し
週足レベルの時間軸において、リップルは2021年4月に付けた高値214円を大きく更新し、上昇トレンドを形成しています。長期的な相場形成を見ると、2022年6月の安値39円を底に、段階的な上昇を続けています。
今後の展開については、現在の上昇トレンドがどこまで継続するかが焦点となります。チャートの形状から、一旦の押し目形成のための下落も想定されます。その場合、210円付近が直近の下値メドとなりますが、最大で75円付近まで下落する可能性も考えられます。
期間 | 予想価格帯 | 注目ポイント |
---|---|---|
短期(1-3ヶ月) | 313円〜550円 | ペナント形成後の方向性 |
中期(3-6ヶ月) | 210円〜600円 | 押し目買いの形成 |
長期(6ヶ月以上) | 75円〜上限なし | トレンドの継続性 |
投資判断で注意すべき3つのリスク要因
リップル(XRP)は将来性が期待される一方で、投資にあたっては様々なリスクが存在します。投資判断を行う際には、これらのリスクを十分に理解した上で、自己責任のもと慎重に判断することが重要です。
価格変動リスク
仮想通貨の特徴として、法定通貨と比較して価格変動が大きいことが挙げられます。リップルも例外ではなく、短期間で価値が大きく変動する可能性があります。
具体的な変動例を見てみると、2023年1月には40円台だった価格が、2025年1月には486円台まで上昇しています。このように10倍以上の価格変動が起こる可能性があります。
また、価格の急激な下落により、投資額が大きく目減りするリスクも存在します。実際に2018年のバブル崩壊時には、90%以上の価格下落を記録しています。このような大きな価格変動は、実用通貨としての信頼性にも影響を与える可能性があります。
法規制に関するリスク
仮想通貨を取り巻く法規制は、世界各国で整備の途上にあります。リップルは特に、SECとの訴訟問題で明らかになったように、規制当局の判断によって大きな影響を受ける可能性があります。
規制リスクの種類 | 具体的な影響 |
---|---|
取引規制 | 取引所での取り扱い制限や停止 |
税制変更 | 課税方法の変更による収益性低下 |
送金規制 | 国際送金の制限や手続きの複雑化 |
また、各国の規制方針の違いにより、地域によって利用可能な範囲が異なる可能性もあります。例えば、一部の国では仮想通貨取引が完全に禁止されているケースもあります。
技術的リスク
リップルは独自の技術「XRP Ledger」を採用していますが、この技術にも潜在的なリスクが存在します。システム障害やセキュリティ上の脆弱性が発見された場合、取引の停止や資産の喪失につながる可能性があります。
特に注意が必要な技術的リスクとして、以下が挙げられます
- ネットワークの不具合によるシステム停止
- サイバー攻撃による資産の流出
- プログラムのバグによる誤作動
リップルは中央集権的なシステムを採用しているため、リップル社のシステム管理に問題が発生した場合、ネットワーク全体に影響が及ぶ可能性があります。また、新機能の追加や更新時にも予期せぬ問題が発生するリスクがあります。
投資を検討する際は、これらのリスクを総合的に判断し、自身のリスク許容度に応じた投資額を決定することが重要です。また、分散投資や長期保有などのリスク軽減策も併せて検討することをお勧めします。
これから投資を始める方におすすめの取引所3選
リップル(XRP)は多くの取引所で取り扱われていますが、初めて投資を検討する方は、セキュリティ体制が整っており、使いやすいインターフェースを提供している取引所を選ぶことが重要です。ここでは、特におすすめの3つの取引所を紹介します。
Coincheck(コインチェック)

東証プライム市場に上場しているマネックスグループ傘下の取引所であり、国内アプリダウンロード数No.1を誇ります。2018年のハッキング事件以降、セキュリティ体制を大幅に強化し、現在では業界トップクラスの安全性を確保しています。
Coincheckの特徴とメリット
Coincheckの最大の特徴は、アプリの操作性の高さと豊富な取扱通貨です。31種類の暗号資産を取り扱っており、主要通貨からアルトコインまで幅広い投資が可能です。
項目 | 内容 |
---|---|
取扱通貨数 | 32種類 |
最低取引額 | 500円 |
追加サービス | つみたて、NFTマーケットプレイス、貸暗号資産 |
また、ビットコインでの決済サービスやNFTマーケットプレイスなど、暗号資産の活用範囲を広げる独自のサービスも提供しています。初心者向けの投資教育コンテンツも充実しており、学びながら投資を始められる環境が整っています。
Coincheckの手数料体系
シンプルで分かりやすい手数料体系を採用しており、初心者でも取引コストを把握しやすいのが特徴です。
サービス | 手数料 |
---|---|
販売所取引 | 無料(スプレッド0.1~5.0%) |
取引所取引 | 無料 |
日本円出金 | 407円 |
Coincheckの評判・口コミ
利用者からは、アプリの使いやすさとサービスの充実度について高い評価を得ています。主な声は以下の通りです。
- 「アプリの画面構成が分かりやすく、初心者でも安心して取引できる」
- 「つみたてサービスで少額から始められるのが良い」
- 「NFTなど新しいサービスにも積極的で、将来性を感じる」
特に、積立投資のサービス「Coincheckつみたて」は、リスクを抑えながら投資を始めたい初心者から支持を集めています。月額1万円から開始でき、長期的な資産形成に活用できます。
GMOコイン

出典:GMOコイン公式サイト
GMOインターネットグループが運営する取引所で、安定した取引システムと充実したサポート体制が特徴です。スマートフォンアプリの使いやすさには定評があり、初心者でも直感的に操作できる設計となっています。
GMOコインの特徴とメリット
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項目 | 概要 |
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取扱通貨数 | 28種類 |
スマホ対応 | 専用アプリあり |
最低取引額 | 0.00001BTC |
また、レバレッジ取引や自動売買機能など、取引経験を積んだ後に活用できる発展的な機能も充実しています。初心者が成長に合わせてステップアップできる環境が整っているのも魅力です。
GMOコインの手数料体系
GMOコインは手数料の透明性が高く、初心者にも分かりやすい料金体系を採用しています。主な手数料は以下の通りです。
取引形態 | 手数料 |
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販売所取引 | 無料(スプレッドあり) |
取引所取引 | Maker:-0.01%, Taker:0.05% |
入出金手数料 | 無料 |
GMOコインの評判・口コミ
GMOコインは、使いやすさと安定性に対する評価が高い取引所です。利用者からは以下のような声が寄せられています。
- 「取引画面が見やすく、初心者でも操作しやすい」
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特に、24時間体制のカスタマーサポートは、初心者からの支持が高く、取引に不安を感じた際にもすぐに相談できる環境が整っています。2024年に入ってからは、アプリのアップデートにより機能性が向上し、さらに使いやすくなったとの評価も増えています。
bitbank(ビットバンク)

40種類という国内最大級の取扱銘柄数を誇る取引所です。2024年11月からソラナの取り扱いを開始し、取引所形式での売買が可能です。
bitbankの特徴とメリット
取引所形式での取引に特化しており、取引コストを抑えた効率的な売買が可能です。また、2018年には第三者機関からセキュリティ性能で日本一の評価を受けるなど、セキュリティ面でも高い評価を得ています。取引ツールの使いやすさにも定評があり、現役トレーダーからの支持も高いのが特徴です。
手数料体系
取引種別 | 手数料 |
---|---|
現物取引(販売所) | 無料(スプレッドあり) |
取引所取引 | Maker: -0.02%, Taker: 0.12% |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 最大770円 |
セキュリティ対策
国内で初めてISMS認証を取得した取引所として、情報セキュリティ管理の高さを証明しています。資産の95%以上をコールドウォレットで管理し、残りの資産も24時間体制で監視するなど、徹底したセキュリティ対策を実施しています。
まとめ:リップルの今後の展望

リップル(XRP)は、国際送金システムの革新を目指す仮想通貨として、着実な進化を遂げています。2025年1月時点で時価総額3位に位置し、仮想通貨市場での存在感を高めています。
今後の展望として、以下のポイントが重要となります
- 独自ステーブルコイン「RLUSD」の本格展開
- 現物ETF承認への期待
- 300以上の金融機関が参加するリップルネットの更なる拡大
- XRPLのプログラム機能強化によるユースケースの拡大
特に国際送金分野での実用性は高く評価されており、送金時間わずか3.3秒、手数料約0.05円という圧倒的な優位性を持っています。これは従来の銀行送金と比較して、大幅な効率化を実現しています。
展望分野 | 期待される効果 |
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技術面 | スマートコントラクト導入による機能拡張 |
規制面 | SEC指導部交代による規制環境の改善 |
事業面 | 新興国での送金需要の取り込み |
一方で、投資にあたっては価格変動リスクや法規制の変更、技術的な課題など、様々なリスク要因も存在します。これらのリスクを十分に理解した上で、自身の投資方針に合わせた判断を行うことが重要です。
リップルは、既存の金融システムと新しい技術の架け橋となる可能性を秘めています。今後も技術革新と採用拡大を通じて、国際送金の新しいスタンダードとなることが期待されています。
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